前十字靱帯再建術
前十字靱帯損傷は、膝関節内の安定を司る重要な靱帯の一つです。サッカーやバスケットなどスポーツ活動などで膝をひねった際に、よく損傷します。膝崩れなどの症状を出すことがあり、多くは手術が必要です。膝のゆるみが長期にわたると、ひどい半月板の損傷ひいては膝軟骨の損傷につながります。
適切な診断がされずに長く放置された症例も時々見かけます。
下記の症状がある場合は
一度ご相談ください
- 膝をひねって血がたまった(他の医療機関で関節内血種をぬいてもらった)
- 膝を受傷後、腫れや痛みがなかなかとれない
手術方法
ハムストリング(太ももの裏にある膝を曲げる腱)や骨付き膝蓋腱を使用して新しい靱帯を作製し、それを移植する鏡視下前十字靱帯再建術を行います。ハムストリングの場合は二本の再建靱帯で元の靱帯の形に近いものをつくる「解剖学的二重束再建」と呼ばれる手術を行っています。
靱帯再建術は、リハビリテーションがとても大切です。術後は機械による筋力測定を定期的に行いながら、適切な動きの指導を含め競技復帰を目指します。
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損傷した
前十字靱帯解剖学的
二重束再建術後 -
術後MRI画像