再生医療

変形性膝関節症に対しては、保存療法・再生医療・手術療法など複数の治療方法があります。
当院では膝関節を専門とする医師が、これらの治療法を総合的に評価し、患者さんの状態とご希望に応じて治療方針を決定します。

※本ページで紹介する治療はすべて保険適用外(自由診療)です。効果や費用には個人差があり、すべての方に同じ結果が得られるわけではありません。

再生医療専用電話 
070-7485-1567

(受付時間:平日9:00~17:00)

ご相談も承りますので、お気軽にお電話ください。

不在の場合は折り返します。
折り返しに時間がかかる場合があります。

第3の治療、再生医療とは

変形性膝関節症はこれまで鎮痛剤の内服やヒアルロン酸の関節内注射、リハビリなどの保存的治療や手術治療が一般的でした。

保存的治療と手術治療の間に位置し、“第3の治療”と呼ばれる再生医療が近年進歩しています。再生医療とは、生きた細胞を患者さんの体外へ取り出し、人工的に加工して患者さんの体内に移植することで、損傷した臓器や組織の再生を助け、機能を回復させる治療法です。

変形性膝関節症にもこの再生医療が応用され、法に基づき厚生労働省へ再生医療等提供計画を届出した医療機関で実施されます。当院では、標準治療に加えてこの“第3の治療”に着目し、変形性膝関節症の患者さんに提供できるさまざまな治療の中の新たな選択肢の一つとしていち早く取り入れて実践しています。

再生医療がおすすめの方

変形性膝関節症で、こんなお悩みはありませんか?

・ヒアルロン酸注射や内服を続けているが、「大きな変化がない」と感じている
・医師から「そろそろ手術も考えましょう」と言われ、入院や仕事・家族への影響が心配
・年齢や持病のために、手術を受けることに不安がある/厳しいと言われた
・「この痛みと付き合うしかないのか」と思いながらも、旅行や趣味、仕事をまだあきらめたくない

変形性膝関節症に対する再生医療は、
以下のような方におすすめです

・保存的治療では効果が得られず、手術を受けるのは抵抗がある方
・手術を受けるまでの時間を伸ばしたい方
・さまざまなご事情や健康状態から手術を受けることのできない方
・一度の注射で効果を持続させたい方

※再生医療が適しているかどうかは、膝の状態や全身状態などを踏まえた医師の診察により判断します。すべての方に再生医療が勧められるわけではありません。

対象になりにくい方
・全身状態・持病などで、医師が安全に実施できないと判断した場合
・膝以外の要因(腰・神経など)が主な痛みの原因と考えられる場合
・治療の目的や限界について、合意が得られない場合 など

当院で可能な治療

● 関連リンク・参考動画

各種治療の結果

● APS療法の結果

APS療法で膝関節の痛みや腫れに対して、改善傾向がみられました。

当院でAPS療法を行った57症例を調査した結果、およそ6割の方で、痛みや腫れの軽減といった症状の改善がみられました。
1年後の時点でも、改善した状態を維持している方が多く、関節に水がたまる回数が減ったり、ヒアルロン酸注射の頻度が減ったという経過も確認されています。
症状の評価には、KOOS(膝関節の痛み・症状・日常生活などを点数化する国際的な評価法)を用い、治療前・1ヶ月後・3ヶ月後・半年後・1年後と経時的に確認しています。
点数が高いほど症状が軽く、多くの方で日常生活のしやすさが向上する傾向が見られました。

変形性膝関節症は、進行度に応じて4段階に分類されます。
最重度の変形がある場合にも改善がみられた方はいますが、一般に、軽度〜中等度の方と比べると、改善するまでに時間がかかる、あるいは改善の持続が短い傾向があります。

※上記は当院で治療を受けられた患者さんの経過をまとめたものであり、すべての方に同じ効果が得られることを保証するものではありません。
効果の有無や持続期間には個人差があり、治療法や状態によって異なります。

当院で行なった研究の詳細

● ASC療法治療後の結果

軟骨や半月板の状態の可視化

3次元MRI画像解析システム(SYNAPSE VINCENT®)で比較、3次元MRI画像解析システム(SYNAPSE VINCENT)による軟骨欠損や半月板の確認

3D MRIを用いたASC療法の効果判定

当院で再生医療を行うメリット

  • 経験豊富な膝専門医による診察と詳しい検査

    経験豊富な膝治療の専門医が、まずレントゲンやMRIに加え、3次元MRI解析システム(SYNAPSE VINCENT®)を用いて膝の状態を詳細に評価します。
    軟骨や半月板の状態を立体画像で共有し、手術・保存療法・再生医療それぞれのメリットとデメリットを説明したうえで、患者さんと相談しながら治療方針を決定します。

  • 手術も含めた幅広い治療をご提案

    手術や入院を望まない患者さんも多いため、当院では保存的治療・再生医療・手術治療の中から、その時点の状態に適した方法を提案します。
    現行治療の継続期間や治療切り替えのタイミングも含め、生活背景やご希望を踏まえて中長期の治療計画を患者さんとともに検討します。

  • リハビリテーションサポート

    当院には膝治療の経験が豊富な理学療法士が在籍しており、膝周囲の筋力や動作の癖を評価したうえで、日常生活で続けやすい運動や生活上の工夫を取り入れたリハビリを行います。
    再生医療の有無にかかわらず、適切なリハビリテーションは痛みや機能の改善および再発予防に重要であり、治療と並行して取り組むことを推奨しています。

各種治療法の比較

外来で行う変形性膝関節症に対する注射治療、再生医療とヒアルロン酸の比較

それぞれの特徴を掲載しました。治療方法をもっと詳しくお知りになりたい方やご不明な点がある場合は整形外来までご相談ください。

比較表
※費用はすべて税込みでの表記です。

再生医療実施までの流れ

変形性膝関節症の治療は一つだけではありません。数ある治療法の中から、その患者さんに適した最良の治療方法を自ら選択いただけるような診療を心がけています。現在行っている治療の効果に悩まれている患者さんはぜひ当院にご相談ください。

受診日確定

電話または専用のお問い合わせフォームから受診日についてご相談ください。

1回目の受診

受診、MRI等の精密検査、診断、治療方針の決定

2回目の受診

治療方針の説明、同意書の記入

3回目の受診

再生医療の実施

よくあるご質問

  • Q. 受診するにはどうしたらいいですか?

    まずは、再生医療専用電話 070-7485-1567(受付時間:平日9:00~17:00)へご連絡ください。
    「受診するかどうか迷っている」「まず話だけ聞いてみたい」という段階でお電話いただいても構いません。

  • Q. 受診にはいくらくらいかかりますか?

    初回の診察時は保険診療となります。診察内容や保険の負担割合によって異なりますが、3割負担でMRI撮影を行うと1万円程度が目安です。

  • Q. 生命保険に加入しています。先進医療特約は使えますか?

    ご加入されている保険の約款によりますので、保険会社のご担当者にご確認ください。

  • Q. どの治療を選択したらいいか迷っています。

    膝の状態に応じて最適な治療は異なります。受診時に医師にご相談ください。

  • Q. 治療は半永久的に効果がありますか?

    治療の効果や持続期間などは患者様ご自身の状態や治療方法によって異なります。詳細は受診時に医師へご確認ください。

  • Q. どのような副作用やリスクがありますか?

    注射部位の痛みや腫れ、内出血などが一時的に生じることがあります。重い副作用はまれですが、感染や炎症の可能性もゼロではありません。治療前に医師が十分に説明します。

  • Q. 再生医療を受けられないこともありますか?

    膝の変形が高度な場合や全身状態によっては適さないことがあります。診察結果をもとに、再生医療が適切かを医師が判断します。

  • Q. 通院回数や治療にかかる時間はどれくらいですか?

    治療内容により異なりますが、通院回数は比較的少なく、治療自体は数十分程度です。入院は不要で、日常生活への影響も最小限です。

  • Q. ほかの病院に通院していますが、診察だけでも受けられますか?(セカンドオピニオンについての質問)

    可能です。現在の治療内容を踏まえ、再生医療が選択肢になるかを説明します。相談のみでも受診いただけます。

  • Q. もし期待したような効果が得られなかった場合はどうなりますか?

    効果には個人差があります。十分な改善が得られない場合も、経過を確認しながら今後の治療方針や別の選択肢をご提案します。

お問い合わせ・ご相談

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